私は現役の宅配委託ドライバー8年目。事故歴5回。
これが多いか少ないかは個人差だろうけど、怪我を負った事故はこれが初めてでした。
どんな事故だったかっていうと、左折しようとウインカー出して減速してたら
後ろからノーブレーキ追突をくらうという事故。おかま掘られたってやつ。
委託ドライバーが事故に遭うと車の修理費用だけではなく
休車損害費用も請求することになりますが、
休車損害を決めるのは自分と保険会社のやり取りで決定されます。
今までそんなに揉めたことのないところなのですが、今回は大苦戦。2か月かかりました。
委託ドライバー私VS保険会社の2か月にわたる休車費用バトル
交渉のポイントも交えてお話していきます。
物損部分と休車費用についてのみお話ししています。
人身部分に関しては本記事では触れません
目次
【前提知識】宅配ドライバーでも休車損害がある
休車損害とは?Googleから引っ張ってきました。
休車損害とは?
交通事故でタクシーやトラックなどの営業用車両が使用できなくなり、営業停止を余儀なくされたことで生じる「得られるはずだった利益」の損失に対する補償
これを我々委託宅配ドライバーバージョンで言い換えますと
委託宅配ドライバー目線でいう休車損害とは?
車を修理に出している間の無収入期間に本来得られたであろう売上を保険会社に補填してもらえるやつ
こんな理解で大丈夫。
だからどうか委託の宅配ドライバーさんよ。事故の被害にあったら車の修理はしっかりやってほしい。
修理の間も収入ゼロってことにはならないから。
この事故で学んだこと
①根拠のある主張でブレない自分
本記事で一番言いたいことがこれ。
私は当初、休車損害の額を実態よりかなり低く見積もって提示されて
全然納得できなかったんですよね。
そんな迷いもあったんですが、結果的にきっちり言ってよかったです。
だから納得できるまで主張しましょう。しっかりした根拠つきで。
根拠があってブレのない主張であれば保険会社も検討してくれます。
根拠が大事です。根拠のない主張は全然聞いてもらえない。(体験談)
②ドライブレコーダーは絶対にあった方がいい
当時私の車にはドラレコついてなかったんですよ。
だから事故の加害者側から難癖付けられた時、(詳細は後述)
それを映像をもって否定することができませんでした。超悔しい。
この事故を機にドラレコ設置。
今、私の車についてるドラレコはこれ。
③弁護士特約は必要
おかま掘られた事故なのに過失割合100:0で納得してもらえず、
弁護士特約も考えておいてね的なことを言われたことがありまして。
ところが私弁護士特約を保険でつけておらず、
もし弁護士に頼むことになったら自費になってしまうなあって困った時がありました。
加害者になった場合、被害者になった場合どちらのケースでも主張が食い違って長引きそうな場合に備えて弁護士特約は必要だと思いました。
結果的にこの時は弁護士を雇うことなく過失割合が決まったのでよかったけど、今後に備えて事故のすべての処理が終わったら保険内容見直す予定。弁護士特約ないのは大失敗だった。
事故の詳細
配達中、私が信号のないT字路で左折しようとウインカー出して減速中に後ろから追突されました
- 加害者:相手は日本語が話せない外国人
- ドラレコ:私も相手も設置なし
今思うと状況証拠が残せなかった事故。
だから苦戦したんだろうなって今なら思います。
まじでドラレコはつけておくべし。自分を守るための必須装備。
相手が外国人だったので任意保険入ってないかも??とか一瞬よぎりましたが警察によるとどうやら入ってる模様。それを信じて警察にもう行っていいよと言われたの立ち去りました。配達は中断して帰局。自分の保険会社と修理工へ電話連絡。
修理完了予定日に修理が始まってすらいなかった
事故の翌日に修理工へ入庫させ、あとは修理待ち。
修理には1か月ほどかかるとあらかじめ言われていました。
1か月後、修理の進捗を確認するため修理工へ電話してみたら
何も進んでないとは???
信じられない気持ちで保険会社に連絡したら新事実発覚
今回の件、過失割合が決まらないことが原因で修理が進んでないのは明らか。
こちらから連絡するまで説明がなかったことにだいぶ疑問でしたね。
修理は急いでほしいと保険会社にも修理工にも伝えておいたのに。
「人身事故に切り替え検討」でバトル前半終了
| 4/8 | 事故日 |
|---|---|
| 5/7 | 車の修理完了予定日。修理止まっていることが発覚 保険会社に人身事故に切り替え検討を打診 |
| 5/14 | 返信を催促。返信ないけど今どうなってます? →人身に切り替えないことを前提で100:0で合意 |
事故が起きた当時確認できるケガはなかったし、普通に歩けたので事故は物損で処理したんですよね。その日のうちに腰痛が始まったんで落ち着いたら人身事故に切り替えようと診断書は取ってたんですがまだその手続きはしてなかったんです。
車の修理が一切進んでないなら人身事故に切り替えを検討していることは説得の材料に使えないか?と保険会社に打診しました。
打診してから1週間。何の連絡もない。
結局またこちらから返事を催促。修理の時と一緒。
繰り返される対応の悪さに甚だ疑問。
返事を催促したらやっと帰ってきた返事でフィニッシュ。
「人身事故に切り替えないことを前提で過失割合100:0で合意が取れました」
おかま掘られてるんだから当たり前の結果なんだけど条件がついてしまった。
なんか腹立つけどとりあえず進んだ。
そもそも、こんなところでバトル予定なんてなかった。
こんなに時間がかかったのも追突事故で80:20とか言ってきたのも
私の保険の契約に弁護士特約があって弁護士がついていたらこんなことになってなかった。
だから強く言いたい。弁護士特約は本当につけるべき。
弁護士特約アフィリ
【休車損害額決定戦】バトル後半戦の開幕
| 4/8 | 事故日 休車資料の提示を求められる |
|---|---|
| 4/13 | 資料提出完了 |
| 5/14 | 保険会社に返事を催促 |
| 5/18 | 初の金額提示 |
遅くない?
1か月以上も経ってからようやく初の金額提示。しかも催促してやっと出してきた。
しかも実態とは大きくかけ離れた数字。ケンカ売ってます?とか言いたかったよ。
ぐっとこらえたけど。
稼働率?なんですかそれ?
私が想定していた休車損害額計算は過去3か月分の売上を実際の稼働日数で割るやり方。
売上/稼働日数=1日当たりの売上額
しかし、保険会社から提示された金額とその根拠となる計算式には
「稼働率」という聞いたことのないワードが入っていました。
聞いたことない言葉だったんでGoogleさんに聞いてみたところ、
稼働率とは?
営業車が実際に稼働していた割合を指します。
通常、事故前3か月〜1年間の実績をもとに算出されます。
稼働率の計算式=実際の稼働日数/総営業日数
私の場合で計算すると稼働率は、68/90×100=75.5%で、
私が想定していた売上額に0.75をかけて提示してきました。
「稼働率」という言葉に納得できなかった
休車損害の請求は前にもやったことがあって、
私が想定していた計算でその時も請求しました。
「稼働率 休車損害」でググると
確かに先ほどの計算式で算出されるものだと書かれている。なんか本当っぽい。
いやーしかし、こんなに安い金額を飲まないといけないの?
休車損害でもらうお金は宅配ドライバーにとって生活費だぞ?
納得ができなかったんで私はその旨を保険会社に連絡しました。
今思うとこの言い方は本当に失敗でした。ただの要求だけで何の根拠もない
ChatGPTに教わった交渉テクで進展
なるほど!確かに!!!!根拠が必要だ!!!
そこから私は何を伝えるにもスクショ前提で会話を進めることにシフト。
稼働率を使う考えが変わらない保険会社に対して
私の勤務実態通り、稼働日をベースとした計算方法に変えてもらうよう
- 稼働日メモ
- 郵便局との契約書
- 過去に事故に遭った際の休車損害の計算法
追加で資料を提出して何度も何度も同じ根拠を伝え続けました。
勤務実態通りの休車損害額が認められた
| 4/8 | 事故日 休車資料の提示を求められる |
|---|---|
| 5/18 | 初の金額提示 実態から25%カット |
| 5/18 | 納得できないと反論(根拠なし) |
| 5/19 | ChatGPTからのアドバイス |
| 5/19 | 根拠ありきの主張1回目 |
| 5/20 | 根拠ありきの主張2回目 |
| 5/21 | 勤務実態通りの休車損害額で合意 |
初めて金額提示を受けてからこれだけかかりました。
実際はこのあとも他の確認事項が続き、
最終的に1日あたりの休車損害額が決まったのは6/2。
私の口座に振り込まれたのは6/15でした。
1か月かかってます。長すぎ。
まとめ
| 4/8 | 事故日 |
|---|---|
| 5/14 | 過失割合バトル終了 |
| 6/15 | 休車損害バトル終了 |
という感じで2か月もかかってしまった。
根拠ある交渉=必須武器
ChatGPTのやりとりでただ納得できないと伝えるだけではなく
根拠付きで話をするやり方に変えたことがとても大切だと私自身も学びました。
その結果、実態に即した休車損害になったわけだからむちゃくちゃでかい。
ドラレコ=宅配ドライバー必須防具
過失割合でもめないためにもドラレコは絶対にあった方がいい。
映像見れば一発解決。スムーズに事が進みます。
今回の事故で必要性を痛感したのでこれつけました。
弁護士特約=万が一のってやつ
交渉でもめた時のワンチャン用。
私は今回の事故で学んだから事故処理が全部終わったらこれもつける。


