私は不倫された時、
慰謝料請求するために弁護士を立てました。
やり取りしていくうちにある点がどうしてもひっかかって
慰謝料をもらう前に弁護士を解任しました。
- 弁護士を解任ってそもそもできるのかな?
- 弁護士を解任するとなったら逆に訴えられないかな
- 解任したいけど解任すると言ってトラブルになったらどうしよう
弁護士を解任する時は不安がたくさんあるはずです。
ネット上には弁護士が書いた(もしくは監修した)
弁護士を解任する記事ならたくさんあります。
それを読んでもいまいちピンとこないでしょ?
私もそうでした。
法律の素人が書いた弁護士を解任する方法の方が
よっぽどあてになると思いませんか?
私は法律に関しては素人です。
本やネットの知識のみ。
本記事では
- 弁護士を解任する方法
- 弁護士を解任する時にかかった費用
- 弁護士を解任する時の注意点
- 私自身が弁護士を解任した時の体験談
をお話していきます。
あなたの参考になれば幸いですm(__)m
弁護士を解任する方法
メール、電話、書面
連絡をする手段はいろいろありますが、まずは電話がいいでしょう。
私も電話で「解任したい」と告げました。
その時には解任したい理由も話せるようにしておくのが必須です。
そして毅然とした態度で話すことがすごく大事です。
向こうは当然引き止めにかかってきますからね。
話の展開次第では、脅されます( ゚Д゚)
私は脅されましたw(詳しい話は後述しております)
それでも、全然問題なし。
当事者はあなたですからね。
「納得いかないことがあるから解任するんだ」
という毅然とした態度を持ってください。
弁護士を解任するのにかかった費用
私の場合は2万円です。
慰謝料請求を2人に対してしましたので
1万円×2名分で2万円。
これは通信費用代としてお支払しました。
契約するときにあらかじめ、
通信費用は慰謝料が取れても取れなくてもかかる費用です
と事前に聞いていました。
弁護士費用に関する細かい内訳は
弁護士事務所によって違いはあるはずです。
契約書を事前に確認しておきましょう。
弁護士を解任する時の注意点
解任の連絡をする前にこれは絶対やってください。
委任契約書を死ぬほど読み込む
向こうは法律のプロです。
法律のプロは「言った」「言ってない」では絶対に争ってきません。
ログ(証拠)がすべて。
つまり、あなたと弁護士との関係は契約書がすべてです。
あなたとあなたの弁護士は
契約書に書いてあることをやらないといけません。
委任契約書には「弁護士を解任する場合」の事項が明記されているはずです。
そこをしっかり読み込みましょう。
契約書を読み込むことで
弁護士を解任するのに必要な支払額を事前に見積もることができます。
そして電話で解任することを伝えるときに
[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 契約書に書いてありました通り、〇〇円をお支払いしますので解任いたします [/chat]
こんな感じで解任と同時にそれにかかる費用も確認できるわけです。
繰り返しますが
解任する時は契約書がすべてです。
契約書に書かれていることを守りましょう。
弁護士を解任するとなったら逆に訴えられないかな
なんせ向こうは法律のプロだし、
自分に不手際があったら逆に訴えられそう・・・
そう思うよね!
私もちょっとビビってましたww
大丈夫でした。文句は言われましたけどね。
解任したいけど解任すると言ってトラブルになったらどうしよう
すんなり解任させてくれるところと
そうでないところはあるようです。
事件処理の進捗具合によっても変わってきそうですね。
私の場合は、
1時間程度の電話での話し合いで解任はまとまりました。
弁護士解任体験談(私の場合)
慰謝料請求をするために弁護士を委任しましたが、
他の弁護士に頼むことにします、という理由で弁護士を解任しました。
弁護士を解任しようと思った経緯
私は法律に関してはネットや本で得た知識しかないド素人です。
知識の少なさゆえ、勝手なイメージを持っていたのでしょう。
弁護士に依頼できたら
離婚に関する問題はすべて引き受けてくれると思っていました。
ところが、私が依頼した弁護士事務所は
慰謝料請求の関することしか受けてくれないところでした。
契約書を見ると「慰謝料請求事件」と書かれていたので
これがきっと慰謝料請求のことしか受けないよ、
という意味なのだろうと思います。
ところが実際、離婚条件を詰めていくにあたって
慰謝料以外にももめたところはたくさんありました。
財産分与とか養育費とか。
弁護士が間に入って交渉してほしい場面はいくつもありました。
元旦那側にも弁護士はついていました。
元旦那の弁護士は離婚に関するところを全部引き受けてくれていました。
なのに私についてくれている弁護士は慰謝料のみ。
他のことに関しては相談に乗ってはくれるけど交渉はしてくれません。
かなり肩身が狭い思いをしました。
養育費に関しても、財産分与に関しても
私は弁護士と戦わなくてはいけない状況だったんです。
「私だって弁護士を立てているのに」という気持ちが拭いきれませんでした。
そしてある日、私はどうしても状況的につらくなって
弁護士事務所に電話をかけて
もちろん費用はその分お支払します。[/chat]
とお願いししたことがあります。
ところが、弁護士事務所から来た回答は
[chat face=”man1″ name=”弁護士” align=”right” border=”blue” bg=”none”]当初の契約通り。慰謝料以外は受けられません[/chat]
ということでした。
この時の私は
[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”]
契約書に慰謝料請求だけと書いてあったのに、
それに気づかなかった自分が悪い。
弁護士はもう頼んでしまっているし、すでに動いてもらっている。慰謝料以外は自分で頑張ろう
[/chat]
そう思っていました。
しばらくたって元旦那の弁護士から連絡が一切来なくなりました。
何度も何度も連絡をするように言いましたし、
こちらからも何度も何度も連絡しましたが無応答。
離婚条件を詰めたくても詰められない状況が2か月間ほどありました。
ここで私も弁護士の力を借りて、
元旦那の弁護士に回答を要求できればよかったのですが
ここでもやはり慰謝料とは関係ないことだから
とお願いすることすら諦めていました。
離婚問題を進めたいのに自分の力ではもう進めることができない。
でも、今はどうしても弁護士の力が欲しい。
状況を打破するために、
当時抱えていた問題を解決するためだけの弁護士をつけようかなと
まず考えました。
しかし弁護士を2人つけたら費用がとんでもないことになります。
経済的に無理でした。
だから私は依頼している弁護士に頼るのは止めて
離婚問題を丸ごと受けてくれる弁護士を探し直そうと考えました。
だから弁護士を解任しようと決めました。
弁護士を解任すると伝えた時は半分脅されました
私が慰謝料請求以外もお願いしたいと言ったら、
[chat face=”man1″ name=”弁護士” align=”left” border=”blue” bg=”none”]契約書以外のことは受けません[/chat]
こういわれたことを思い出しました。
私はこれを逆手に取りました。
つまり、契約書以外のことは私だってやらなくてもいいんだ!
慰謝料のことしか契約していない、
だから慰謝料以外のことはやらないよと弁護士事務所に言われた時は、
- 契約書をよく確認しなかった自分が悪いんだ
- もう弁護士には動いてもらっているから解任なんて悪いなあ
そんな風に思っていたのでもう後戻りはできないと思い込んでいたのですが
契約書をよく確認しなかったから
解任はできないなんて書いてない!
弁護士にすでに動いてもらっちゃってるから
途中で解任できないなんて書いてない!!
契約書にそんなこと書いてなーい!!!
って感じで考えを改めました。
契約書は穴が開くんじゃないかなってくらいにめっちゃ読み込みました。
単語のひとつひとつに変な意味が隠されてないか見落としの内容に読み込みました。
解任する時は「着手金等全部を請求することができる」という風に書かれていました。
弁護士費用の内訳
- 着手金 0円
- 通信費用 1万円
- 成功報酬 21万+経済的利益16%
解任すると伝えるときに私はこう言いました。
[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”]
慰謝料は1円も支払われていませんから成功報酬も0円です。通信費用の1万円×2名分お支払いで解任しますね[/chat]
元旦那と浮気相手の2名を相手にした慰謝料請求ですが、
元旦那の方は200万でほぼ固まっていると連絡は受けていました。
浮気相手の方は、まだ具体的な金額は出ていませんでした。
元旦那の方の事件の処理がほぼ固まっている。
この200万円の成功報酬は払ってもらうよ、という感じで
半ば脅されましたねw
まあ向こうがそう言いたい気持ちもわかりますが。
こっちだって不当な主張をしているわけではないですし、
毅然と言い返しましたよ。
私の主張
- 私自身は何も得ていないのに成功と言えるのか?
- 支払いはもう済んでいるのか?契約書は交わしたのか?
- 契約書には解任時の事件処理進行度による費用の支払いを行うとは書かれていない
- そもそも慰謝料以外の問題も頼むと言ったのに断ってきたのはそっちじゃないか
この4点を言い返したら引っ込みましたw
というわけで2万円で弁護士は解任できました。
弁護士を解任したことで学んだこと
弁護士を依頼するなら
どこまで受けてくれるのかきちんと確認することが
本当に大事だなとこの件で私は学びました。
素人すぎて気づかなかったです。
ただ、離婚問題を丸ごと受けてくれる弁護士に依頼すると
それはそれは強力な味方となりますが
その分費用もかさむこともお忘れなく。
- 慰謝料
- 財産分与
- 養育費
すべて弁護士が入ると、
成功報酬として支払うお金もその分跳ね上がりますからね。
私は、弁護士解任後に
離婚問題を丸ごと受けてくれる弁護士を
探して受けてくれそうなところを見つけましたが
あまりに費用が高いぞ、ということで弁護士再任は諦めました。
まとめ
- 弁護士を解任するのはまず電話で連絡をする
- 弁護士を解任するのにかかる費用は事前に契約書を読んで確認しておく
- 弁護士を解任する時の注意点。相手は法律のプロ。
何度も何度も言っていますが、契約書がすべてです。
とはいえ、私は素人で、相手はプロなのですから、
契約の範囲については向こうからきちんと契約前に話すべきことなのではないかなと
個人的には思いますけどね。
頭のカチコチな弁護士さんが相手ですので
割り切ってしまった方がいいことなのだろうと思います。
弁護士を依頼するときは
- 契約範囲
- 信頼できるかどうか
- 万が一に備えて解任する方法、費用
この3点を事前に確認しておくべきだと痛感しました。