夫婦間の合意さえあれば離婚届1枚で離婚が成立します。
逆に言うと、合意がないといつまでも離婚ができません。
合意が取れなかったり、条件について折り合いがつかなかった場合
強引に一方的に離婚する方法もあります。
本記事では一方的に離婚する方法についてお話していきます。
一方的に離婚する方法
一方的に離婚するには離婚裁判をすれば可能です。
離婚するためには基本的に双方の合意が必要ですが、
離婚について合意が取れなかったり、
離婚の条件について折り合いがつかなかった場合は
裁判により離婚することができます。
一方的に離婚できます！[/chat]
裁判離婚をするためには
裁判離婚をするためには法定離婚理由がなければ離婚できません。
具体的に言うと次の5つが法定離婚理由です。
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 配偶者に不貞行為があった時
- 配偶者から悪意の遺棄があったとき
- 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
- 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
- その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき
裁判離婚で必要な離婚理由について詳しく知りたい
⇒法定離婚理由について見る
逆の言い方をすると、
法定離婚理由に該当する理由がなければ裁判離婚はできません。
裁判離婚で、離婚理由として強いのは
「3年間の別居」と言われています。
長期間の別居は夫婦関係が破綻しているとみなされ、
法定離婚理由の5番目
「婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に該当します。
具体的な経緯や事情は説明不要。
どちらに非があるのかも説明不要。
長期間別居した事実だけがあればいいのです。
裁判離婚のメリット
裁判離婚のメリットは次のようなことが挙げられます。
裁判離婚のメリット
- 相手が離婚に応じなくても判決さえ出れば離婚できる
- 相手と直接話し合わずに離婚を進めることができる
相手の合意を取らずに進められるのは、
かなりのメリットと言えますね。
合意が取れなくて離婚が進まない、
離婚の条件が折り合いつかない場合は裁判は強力！
裁判離婚のデメリット
裁判離婚のデメリットは次の通りです。
裁判離婚のデメリット
- 離婚裁判は調停を経ないと裁判を起こすことができないため、
裁判で離婚するためには2～3年かかる - 離婚理由が法定離婚理由でないと裁判が起こせない
- 弁護士を雇う必要があるので弁護士費用がかかる
- 判決があなたの希望が通るとは限らない
裁判の場合は、お金と時間が莫大にかかることがデメリットです。
裁判離婚は、数年間は確実にかかると思っていた方がいいようです。
裁判離婚を有利に進めるためには
裁判離婚を有利に進めるためには離婚理由を裏付ける証拠が絶対必要です。
証拠は第三者でもわかるようなものでなければいけません。
私は元旦那の不倫の事実を知った時、
証拠を作り上げることに成功しました。
結果的に、私の離婚は裁判まではいきませんでしたが、
証拠を作ったことで慰謝料を取ることができました。
証拠の作り方について
⇒弱い証拠をかき集めて強力な証拠に作り上げる方法
まとめ
- 一方的に離婚するためには裁判離婚をすることで可能。
- 裁判離婚は強制的に離婚ができるので合意なしでも離婚することができる。
- 裁判離婚をするためには法定離婚理由に該当する理由がないといけない。
- 調停を経て裁判を起こさないといけないので2～3年間かかる。
- 裁判を有利に進めるためには証拠が絶対必要
裁判離婚はあくまで最後の手段です。
最初は夫婦間の話し合いで離婚の合意をすることを目指した方がいいです。
話し合いで終わるなら期間や費用も抑えられますし、
裁判をするのは精神的にきっととても辛いはずです。
そのためにも夫婦間で話し合うことから逃げず、
メールや電話という形でも構わないので
納得がいくまで話し合う覚悟は持っておくべきだと思います。
きっと頑張れるのではないでしょうか！
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