本記事は、結婚から離婚するまでの私の物語です。
第5話目
逆転ホームラン計画
夫が私のスマホを盗み見したその日から
毎晩のように「話がある」と夫から言われ話をしていました。
普段別室で過ごしているので「話がある」という言葉がないと
会話もできない状況でした。
私のスマホを見て得た情報を問い詰めようとしていたのでしょう。
私のLINEにはとある男性との親しい感じのやり取りがありましたからね。
もちろんやりとりだけです。
肉体関係は証拠すらない。
将来的に離婚することを視野に入れていましたので
自分が不利になるような行動は一切していませんでした。
自分のことは棚に上げて夫が偉そうに私の行動を責め立ててくることは
容易に想像がつきましたので
逆転ホームランを打つことを計画立てていました。
不倫の事実をつきつけて夫がなんて言うか確認することを考えていました。
まず、出張と言いながら不倫旅行を計画していることを
夫のPCからすでに情報を得ていましたので
夫にそれとなく「〇日(不倫旅行日)の話し合いはできないね、だって出張だもんね」
と言いました。
すると夫は
「〇日の出張はなくなった。コンペに負けたんだ」と言ってきました。
なにがコンペだよ。嘘つきやがって。
「ふーん」と返すと夫はさらに続けました。
「仕事の都合だからこういうこともあるんだよ。負けたから出張はなくなったんだ」
さらに嘘に上塗りをしてきました。
本当にそれがバレていないとでも思っていたのでしょう。
自分のことは完全に棚に上げて私のことをひたすら責め立てるつもりだったのでしょう。
本当に最低な人だと思いました。
勝利の瞬間
なので至極冷静に「あのさ、私知ってるんだよ。〇日は出張じゃないでしょ?」と切り出してみました。
すると夫は「確かに出張ついでにマラソンの応援に行こうと思っていた」と言ってきました。
まだ仕事にこじつけた出張にしたいようです。
なので私はこう切り札を出しました。
「なんで出張なのに男女で一部屋に泊まる必要があるの?」
夫は黙りました。
そしてとある女性と不倫関係があったことを認めました。
夫は4~5年間もの間とある女性との関係が続いていました。
それを事実と認めたのです。
私の完全勝利。
私と私の男友達とのことを責め立てたいつもりで
偉そうにしていたのでしょうが大逆転してやりました。
負けたことに気づかない元夫
「お前だってやってるじゃないか」って何度もそう言って
私と私の男友達とのLINEの写メを見せつけてきましたが
こんなの何の証拠にもなりません。
なぜならどういうものが証拠になるのかをしっかり勉強してきていて知っていたからです。
親しいやり取りだね、で終わることくらい知っていました。
離婚原因の証拠となりえるものは不貞の事実。
それだけです。
不貞行為の現場をおさえられること、本人が事実と認めること
それならば証拠となりえます。
メールのやり取りなんかはまったく意味をなさないのです。
それを夫はおそらく知らなかったのでしょう。
問い詰めてあっさり白状したのですから。
しらばっくれれば不貞の証拠ともなりえないことも知らなかったのでしょう。
本当に浅はかな人間です。
それでいて自分はずる賢くて慎重なタイプだと思っているのですから
おめでたい人です。