野原広子さんの「離婚してもいいですか?翔子の場合」を読みました。
この記事では、「離婚してもいいですか?翔子の場合」を離婚経験者が読んだ感想をストレートにお伝えしようと思います。
ちなみに「離婚してもいいですか?」はWEB上で13話まで無料で読めます。
⇒「離婚してもいいですか?翔子の場合」公開中エピソードを読む
全部で37話あるんですけど、無料公開分の13話まで読んでみて最後まで読むかどうかを決めてもいいですね。
最後まで読むには、全37話+コミック用でしか読むことのできない描き下ろし付きの単行本を購入しましょう。
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「離婚してもいいですか?翔子の場合」のぶっちゃけ感想(ネタバレあり)
読んでまず最初に思ったこと。
夫が大嫌いってウソじゃん!全然キライじゃねえじゃん!ってすごく思いました。
翔子は「夫が大嫌い」だって言ってるんですけど行動も思いも全然キライな人に対する行動じゃないんですよね。
夫が嫌いだってのはこういうことを言うんだよ
⇒離婚したい本当の理由と表向きの理由は実は全然違うよっていうお話
夫に死んでほしいとけっこうマジな感じで思えるようになってから「夫が嫌い」って言おうか翔子ちゃん!
翔子の「夫が大嫌い」が本心ではない理由
離婚する!と宣言しつつも、
- 離婚後に住む家が見つからない
- 夜勤時に子供を預けるところがない
という理由で離婚をやめてしまいました。
でも。
本当に夫がキライなら預ける場所がないなら他の職探すし、住むところがないと言っても実家に帰るという選択肢もあったはず。
実際ご両親が「いつでも帰ってこい」って言ってるシーンがありましたし。
でも翔子は夫婦でいることを選んだ。
実家に帰ることや高額の保育園に預けてまでは、離婚するつもりはなかったのです。
ド直球で聞こえは悪いかもしれないけれど、翔子の離婚したいという思いは結局その程度でしかなかったんですよね。
もし本当に夫がキライなら離婚までの道中でどんな壁が立ちはだかったとしても乗り越えようとします。
私がそうでしたから。
どんな手を使ってもどんな手段を選んでも離婚するという気持ちはブレませんでした。
主人公翔子について
「大嫌いだけど今はまだ必要」
離婚すると宣言しつつも翔子はこう言ってます。
もうこの言葉が答えですよね。離婚なんてできるわけがありません。
主人公の旦那について
よその奥さんと比べすぎ。
そりゃキレられるわな。
家事も手伝おうとしてないのに奥さんを働かせたいと思っているあたりは旦那のクズ。
パートをなめてる男は許せませんね。
自分も言われてるだけにホントに腹立つ。
でも、離婚問題が起きた後にガラッと変わったのは素晴らしいと思った。
専業主婦だとかパートだとか関係ない。
夫婦なら協力するのが当たり前だよね!
離婚してもいいですか?の翔子はあなたの写し鏡
「離婚してもいいですか?」の主人公はどこにでもいる夫婦
- 専業主婦である妻に不満を持ち続ける夫
- 家事育児に非協力的な夫に不満がある妻
離婚してもいいですか?の主人公である翔子とあなたは写し鏡になると思いますよ。
翔子とあなた自身を重ねて共感して最後まで一気に読み進めることができるはず。
なぜなら翔子はどこにでもいる普通の主婦だから。
別に特別すごいこともない。普通の主婦。
だからこそ、「離婚してもいいですか?」で取り上げられている問題は多くの人に共感して刺さるのではないでしょうか。
私自身も共感することばかりでした。
読みながら旦那がクソに見えてしかたなかったし、翔子のウジウジもまるで自分を見ているようでイライラしました。
翔子と私は1個だけ違うところがあって、それが原因で私は離婚を選んだ
翔子と私は1個だけ違うところがありました。
それは、「翔子は感情を爆発させることができた」という点。
あなたは離婚してもいいですか?の翔子のように爆発させたことありますか?
いつも不満を抱えつつも押し殺して我慢してませんか?
私は後者でした。
押し殺しすぎてもう取り返しのつかないところまでいきました。
そして私は離婚しました。
女性は不満をためこみがちです。
私もそう。
ためこんだものを爆発させる時がないと私のようにホントに離婚することになっちゃう。
翔子のように爆発させておかないとね。
だから翔子はすごいと思った。
自分の怒りをさらけ出すことができてすごいと思った。
さらけ出すことで旦那さんに思いが伝わって旦那さんの態度が変わったんだしね。
だから夫婦を長く続けたいなら翔子を見習ってほしいです。
翔子の生き方。夫婦としてすごく素敵だと思いました。