性格の不一致で離婚。よく聞くけど、「性格の不一致」って何よ?

男女ともに離婚の理由でいちばん多いのは「性格の不一致」なんですね。

2018年度版離婚理由ランキング

  1. 性格の不一致
  2. 暴力
  3. 生活費を渡さない
  4. 精神的虐待
  5. 不倫、浮気

これを見ると、私は不倫されたことが離婚原因なので5位ですね。
余談ですが、浮気する人って減ってるみたいです。
不倫するとメディアでたたかれまくるのも影響あるんでしょか。

本題に戻ります。

離婚の理由ランキングで1位でもある「性格の不一致」
具体的にどんなことか調べてみました。

本記事では下記の4ポイントについて解説していきます。

  1. 性格の不一致って何?
  2. どんな時に性格の不一致って感じるの?
  3. 性格の不一致で離婚するには
  4. 私が感じた性格の不一致の実例

性格の不一致調べている最中、私はゾッとしました。
見事に自分にあてはまりすぎてたんだもん。

[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 「性格の不一致」って言葉を知ってたらもっと早く離婚してたわーw
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性格の不一致ってなんなんだ?


性格の不一致は大人な表現で
決定的な理由はないけどとにかく離婚したいって時に使われる言葉です。

決定的な理由ってのは
もうこのブログでも何度も出てきています、「民法770条の離婚条件5つ」ですね。

【民法第770条】
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

  1. 配偶者に不貞行為があった時
  2. 配偶者から悪意の遺棄があったとき
  3. 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
  4. 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  5. その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき

てことは、この5つに当てはまる理由以外で離婚したい場合は「性格の不一致」なのかな。

ん?ちょと待てよ。
5番にちゅうもーく。「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」

[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 性格が合わないから婚姻を継続しがたいんじゃないの?
「性格の不一致」」と「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」って同じ?
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調べてみたら、その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるときは下記に当てはまるケースでした。

  1. 暴力・侮辱・虐待
  2. 性生活の不満
  3. 同性愛・性的不能
  4. 配偶者の親族との不和
  5. 過度な宗教活動
  6. 犯罪行為による服役
  7. 金銭問題
[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] てことは、「性格の不一致」」は「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に含まれないんだねー。
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民法770条に「性格の不一致」は含まれないことからも分かるように、
「性格の不一致」という理由だけでは、裁判での離婚は認められていません。

性格の不一致で離婚するには


「性格の不一致」はいわば夫婦間での離婚したい理由。

調停や裁判での離婚を考えるならば
夫婦関係が破綻していることを証明しなければいけません。
例えば、「性格の不一致」を理由に長期間別居していれば、
夫婦関係が破綻していると判断されて離婚が認められる場合があります。

[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 「夫婦関係が破綻している」というのを証明する必要があるってレベル高いなー。
性格の不一致を理由に調停・裁判の離婚は難しそうですね。
[/chat]

性格の不一致で離婚を考えているならば
夫婦間での話し合いだけで離婚が決められる協議離婚で進めるのが良いですね。

協議離婚では、夫婦間で合意が取れれば離婚できます
その理由に法的な要素は不要ですからね。

どんなときに「性格の不一致」を感じるか?

  • 付き合っていた時と結婚したら態度が違う
  • お互いの両親との付き合い方
  • 子育ての方針
  • お金の使い方、貯め方の違い

芸能人が「価値観の違い」「多忙によるすれ違い」を
理由に離婚するニュースよく聞きますよね。

これも「性格の不一致」のひとつです。

私が感じた性格の不一致の実例

  • 私と義親が対立したら義親の味方をする
  • 私が体調不良で寝込んでいても遊びに出かける
  • 私がやめてほしいと何度も言ってることをやめてくれない
  • 私の両親は大事にしてくれない
  • 母親と異様に仲がいい

私と義親が対立したら義親の味方をする

息子が生まれたばかりのころによくありました。
母乳で育てていた私に、
ミルクで育てなさいと義母がしょっちゅう言ってきたんですよね。
旦那までミルクにしようって言ってくる始末・・・。

私が体調不良で寝込んでいても遊びに出かける

私が体調不良でも
子供が熱出していても
元旦那はお構いなしに遊びに行ってしまうんですよね。

家にいてもらっても何もない時の方が多いんですけど、
それでも病人置いて自分だけ遊びに行くって勝手すぎないかなって思っていました。

私の両親は大事にしてくれない

自分の親ばかり大事にして味方になるので
当然私の親はほぼ無視です。

私がやめてほしいと何度も言ってることをやめてくれない

結婚11年目、最後の年ですね
その時に元旦那が帰宅したら必ず洗面台で鼻をかむようになったんです。
私はそれがどうしても嫌でした。

[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 洗面台が汚れる。洗面台を掃除するのは私だし、ティッシュでかんでほしい[/chat]

言ってもすぐ直る人ではないのはわかっていたので何回か言いました。

それでも直りませんでした。
何度言っても聞き入れてもらえなかったので最終的には口論になりました。

「洗面台は旦那が掃除担当することにして鼻をかみ続ける」という結論になりまして。

当然掃除なんてするわけないじゃないですか。

掃除は結局私がやってました。
どうしてこんなちっちゃなことも聞き入れてもらえないんだろうって悲しかった。
今思うと、私の話を理由はどうあれ受け入れるのがどうしてもできなかったんでしょうね。

母親と異様に仲がいい

マザコンっぷりはマジやばかった。
新婚当時、旦那は出社前と退社後に欠かさず母親に電話してました。
ドン引きしましたね。

「性格の不一致」を調べてみて思ったこと


性格の不一致ってどれも些細なことなんです。
だから離婚の決定打としては弱いんですよね。

決定打がないからこそ我慢してしまった。

自分さえ我慢してればみんなが幸せ

この思考こそ、「性格の不一致」がもらたす不幸だと知りました。

愚痴じゃないんだ、合わないんだ

性格の不一致を人に相談しても理解してもらうことは難しいでしょうね。
旦那と性格が合わないといったような相談を他人にしても
愚痴をこぼしているだけと思われがちですし、

「どの夫婦も一緒だよ」
「あるある」
「もうちょっと我慢してあげたら?」

なんて言われて終わりそう。

食い違いはひとつひとつを見ると
全部決定打にかけるくらい小さなことかもしれません。

しかし、それが積み重なって大きな負担となり
笑顔を奪うくらい辛いことになっていきます。

私もそうでした。

性格の不一致の実例なんて挙げれば本当にキリがありません。
そんなことで離婚を考えちゃうの?って人からは言われることであっても

当事者からしたらそれ以外にも抱えている不満がたくさんあるので
「そんなこと」でも許せないくらいの状態にまで追い込まれてしまうんです。

それが性格の不一致ではなかなか離婚できない特徴なのかもしれませんね。

でも性格の不一致ってやつで離婚する人がいっぱいいるんだよって知ってれば
あたしこんな我慢せず、もっと早く離婚してた!w

旦那の浮気を知って「(さくっと離婚できるきっかけ作ってくれて)ありがとう」って
思えるくらいに我慢していた。

ホント悔しいんで何度も言いますけど、
[chat face=”avatar20180507094029.jpg” name=”りぃ” align=”left” border=”green” bg=”none”] 性格の不一致って単語知ってたらもっと早く離婚してたわ!
[/chat]

「自分は正しい」という凝り固まった思考

性格の不一致で離婚するのは
相手に対する思いやりのなさ、理解のなさ

他人なのだから違って当たり前、ということを忘れてしまい
お互いに「自分が正しい、間違っているのは向こう」という考えになってしまう。

お互い受け入れることができなくなってしまうんですよね。

「自分は正しい」という思考に凝り固まっちゃうと難しいですね。。。(自戒

おそらく私も元旦那も「自分は正しい」と思っているタイプでした。
思い返せば結婚したばかりのころは違ったのかもしれません。

でも年数が経って、お互い受け入れることができなくなってしまいました。

離婚の相談をしていた時、元旦那も私にこう言いました
「俺だってたくさん我慢してきた」と

当然なんですよね。
だって2人とも「自分は正しい」状態だったんですから。

相手を尊重して受け入れること
気づいたらできなくなっていたなあ・・・と
結婚していた頃を振り返るとそう感じます。

まあもう過ぎたことだしどうでもいいんですけどね!

まとめ

性格の不一致は
日々の積み重ねで少しずつ生じたひずみ
徐々に大きくなって気づいたらやり直しがきかないところまで
気持ちが離れてしまっている状態。

長年一緒にいることが当たり前になると
相手を理解すること自体を気づいたらやらなくなってしまい、
やらなくなったと同時に生まれる「自分は正しい」という思考が
性格の不一致を感じさせる原因です。

今離婚を考えているあなたへ

自分自身もそうでしたから強く言いたいんですけど、
「自分さえ我慢すれば周りが幸せになる」という思考は今すぐ捨てた方がいいです。

あなたが幸せじゃないと周りの人が幸せじゃないよ!
あなたがいっぱい笑うとつられて子供が笑うよ!
笑うと幸せ感じれますよ!

我慢はよくない本当に
不幸しかないです。
私はそれに気づくのが遅かったです。
旦那の浮気に気づいていなかったらきっとまだ不幸のどん底にいたことでしょう。

離婚に迷うあなたの背中、私が押してもいいですか?




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